2026/08/30 14:11

茶の木の樹齢は、軽視されがちですが、非常に重要な要素です。

若い茶ノ木は、品種の影響が強く、飲んだ時の最初の味わいが強くなる傾向があります。また、土壌よりも肥料の影響を受けやすく、施肥の方向と味わいの方向が一致しやすいです。幼木は新芽の数が少ないですが、5〜6年くらい経過して成木になると、収量が伸びます。収量のピークは、20年前後で、日本では一般的に25年〜30年で茶ノ木を更新(掘り返して、新しい茶ノ木に植え替え)をします。


高齢の茶ノ木は、品種の影響と同じくらい土壌の影響を受けやすいです。これは茶ノ木の根が地中に深く張るからだと考えられます。飲んだ時は、後味(余韻)が強くなってきます。収量は25年目あたりから減少を始めますが、極端に減少することは少ないです。また、苦みや渋みが出にくくなり、まろやかな味わいになりやすいです。


日本では、高齢の木にプレミアムが付くことはほぼないですが、中国や台湾の一部では、高齢であればあるほど良いといった価値観もあるようです。これは、飲んだ時の最初に来る味と後に来る味のどちらかを重視するかといった顧客の嗜好の違い、ほぼ緑茶だけ日本茶市場と、緑茶以外に、紅茶・烏龍茶など色々な製法のお茶が流通している中国・台湾茶市場の違いなどが原因にあるかもしれません。

※上記は経験則です。